昔の私を知る人から言わせれば、小さな会社、それも運送会社を営むことは、とても想像出来ない出来事だったようです。

学生時代は安定を求めてた

学生時代の人生設計は堅くて安定した職に就く事がベストでした。

安定した大企業推薦枠は狭いので成績が大事な事、そして理工系科目が元々好きだったので真面目な学生時代でした。

就職希望先は、堅実な職ばかりで国家公務員、地方公務員、警察官、一流企業のサラリーマンなどでした。

安定を望んでいた私がまさかの軽運送業者になるとは(笑)。

エンジニア志望

私は子供時代から電気回路や無線工学が好きでした。子供には不釣り合いな専門書を買っては読みふけってましたので、自分の職種としてはエンジニアだと思ってました。

それが運送屋になるとは誰も予想しませんでした(笑)。

周囲は公務員

父は国家公務員、親戚も国家公務員や地方公務員が多い中で育ったので公務員が普通の仕事だと思っていました。その環境もあって、公務員か大企業の安定した職業が当たり前の進路だと思い込んでました。

それがまさか自営業者になるとは(株式会社になった現在も自営みたいなものです)(笑)。

一流企業就職

結婚式

社会人となって直ぐに結婚しました。その当時は地元のトーキンに就職してましたが、色々考えて東京の沖電気工業に転職しました。

これで就職先として、学生時代の希望通り安定した一流企業(沖電気工業株式会社)に入ることが出来ました。

東京三鷹にあるNTTの電気通信研究所の中のメーカー室に常駐する仕事で、日本電気、富士通、日立、沖電気と日本の通信4社が協力して開発する最先端の仕事だったのでエンジニアになる夢も叶いました。

三鷹以外での勤務では、芝浦の沖電気本社や海浜幕張のWBGと言う高層ツインタワービル内のオフィースなど、まるで月9ドラマのような仕事場ばかりでした。

この時、子供時代からの夢そのもで安定した企業に就職して、職種もエンジニアと言う夢が完全に実現しておりました。

このまま真面目に勤め上げれば、一生この路線で、そこそこハイレベルで安定した老後を迎えるだろうと思っていました。甘い甘い(笑)。

若いのに病気退職

ところがドッコイ、人生一寸先は闇とは良く言ったものです。(後にこのハプニングは闇なんかでは無く、最善の出来事だった思ったんですが)

一流企業のエンジニアと言う夢が叶って、新築マンションのローン審査も「素晴らしいお勤め先で申し分ないです。」とか煽てられてその気になって購入。(笑)

ここまで、絵に描いたような最高の人生になって来た矢先に、若手で働き盛りとしては致命的難病の慢性腎炎(それも腎不全レベル)の診断が降りました。

こうなると技術者としてハードワークは無理になり、その分が同僚の足かせになるのも嫌で退職を決意。

購入したばかりのマンションを三井のリハウスへ売却委託して仙台の実家に戻りました。

治らないはずの難病は、自営業者になったらすぐに例外的治癒して現在に至ります。

そもそも何故運送屋に?

ここで、いよいよ大きく人生の舵が切られて軽運送の赤帽ももちゃん便(株式会社ももちゃん便の原型)になったのですが、

しかし、そもそもなぜ運送屋?

  • 安定した上場企業のサラリーマンが不安定な自営業者へ?
  • 子供時代から憧れの技術者になったのに肉体労働者?

私自身も、この選択は当時の私らしく無い不思議な選択ですが、今ではそれで大正解だったと思っています。

ももちゃん便になった理由は、この先に書いてみます。

赤帽時代にテレビ取材中に撮影された写真

赤帽時代にテレビ取材中に撮影された写真

大企業に未練無し

大企業の技術者として働いて、エンドユーザーの顔が見えない仕事、笑顔より真剣勝負な競争の世界が飽きて来てました。

真剣勝負の顔ばかり

協力会社(ライバル会社)の技術者と毎週打ち合わせ、そこに向けて社内でも打ち合わせ。

参加する全員真剣勝負で険しい顔して議論を戦わせます。社外打ち合わせも大変ですが、車内でも同僚や先輩方からダメ出しのオンパレードで、どこを見ても真剣勝負ばかりで険しい表情である事に変わりありませんでした。

一人での作業時間も沢山ありますが、その場合はコンピューター相手の時間でした。

素晴らしいオフィース

日本最高レベルの高度で最先端の仕事内容、テレビドラマで頻繁に出る幕張のWBG(ワールドビジネスガーデン)と言う最高のオフィース環境で、傍目に見たらカッコ良く最高の仕事環境ですが、私には笑顔が少ない緊張感マックスの毎日でした。厳しい勝負の世界が性に合っている人はストレスも無く頑張れると思いますが、田舎出身の私にはちょっと精神的に合わなかったようでした。

今になって思えば、当時の上司先輩の中には、そんな私を気にかけてくれていた人もいたと思います。しかし当時の若い私は気付かなかったでしょうね。争いごとが嫌いで平和が大好きな田舎者には気付く余裕がなかったんじゃないかな?と思います。

そんな生活の中で、医師から難病と宣告された私は(現在は例外的治癒してます)、残りの人生は、この一流の職場に居座っても地位も名声も狙えないと諦めてしまいました。

幕張メッセ近くのワールドビジネスガーデン

幕張のワールドビジネスガーデン

本心で決める

その途端に、私の望みは純粋になりました。

「単純に人の役に立てる仕事がしたい」「人から喜ばれる仕事がしたい」とだけ思うようになって、世間体も格好良さもどうでも良い事になっておりました。

人の役に立ちたい

「ダイレクトに人の役に立てる仕事がしたい」、「喜んで笑顔になっていただける仕事がしたい」

純粋にそれだけ思っていた時に、たまたま道路で対向車線ですれ違った赤帽さん(軽運送トラック)が目に留まりました。

とっさに、「これかもしれない!」と感じた私は、その場で妻に相談。なんと妻も即OKしてくれました。

運転が好き

私は理科系で頭でっかちな人間である一方、自転車で一日走り回っているのが好きだったり、ツーリングやドライブで目的も無く1日運転しているのが幸せな一面もありました。

大学では友人たちが私の運転好きを呆れるほどでした。

「桃井は、どのくらい遠くまで行きたいんだ?」と友人に聞かれた時、「俺なら、例えば、九州まで行きたいなあ」と答えた時に、遠すぎると笑い者になって、その後のあだ名は「例えば九州」でした。

後に、この世界に入って、念願叶って軽トラで仙台から九州まで走る事となりました(笑)。

日産スタンザマキシマGTE

寝食忘れる事を仕事とする

沖電気退職を決意する時、相談した相手は中村天風と言う哲人のお弟子で、自らも沢山の成功哲学の執筆をされた清水榮一先生でした。

当時、主治医からは「難病で会社を辞めるのに運送業など無謀だ」止められてました。

その時の清水榮一先生からのアドバイスは「そんな時こそ、寝食忘れて取り組める事を見つけ、それを仕事にしてみたらいかがですか?」でした。

おかげさまで「例えば九州」とあだ名が付く運転好きだった私は、赤帽(軽運送)が良いと決意できました。

しかも自営業であれば体調に合わせて仕事をセーブしても同僚に迷惑は無く、自分の収入が落ちるだけの自己責任ですから。

あの日、背中を押してくれた清水榮一先生には今も感謝しております。

下の写真は学生時代にホンダのバイクXL-125Sで遊んでいた所です。
一見すると上手にターンしたようにも見えますが、この時は滑り過ぎてバイクを倒してしまった直前です。

ホンダXL-125S

ホンダXL-125S

難病が例外的治癒

軽運送(当時は赤帽ももちゃん便)スタートしてから寝食忘れて働いて数ヶ月後には慢性腎炎のはずが治ってました。

このようなことを例外的治癒と言うそうです。

 

これだけでも大企業のエンジニアを辞めて運送屋になって良かったです。

自分好みの会社へ

赤帽開業して5年くらい軽運送としての全メニューを経験して見ました。

その中には私に合わない業務メニューも見えて来ました。

まず最初に、せっかく自営になったのに、サラリーマン的な感じになる宅配と定期を辞めました。

最後まで迷ったのは、引越をやめられるのか?でした。

引越業務(大容量優先)とチャーター業務(走行安定性と精密機械に適する)では、使うべき車のタイプが真逆です。

配車の観点からも事前予約の引越を入れる事は、緊急チャーター便に対応できない事になり真逆で両方やるのは中途半端でした。

チャーター専門に決める

運送屋を創業した当時の、そもそもの開業理由を思い出しました。

人の役に立ちたい、笑顔が見たい、直接喜ばれる仕事をしたい。

企業の物流トラブルや製造遅れなど兎に角、困った場面で呼ばれます。

私はチャーター便は、ビジネス界の消防車、物流の消防車だと思っています。ビジネスで火が吹いた時に緊急配送で鎮火するイメージです。

困った場面で対応

依頼が来るとき、依頼主も受け取り側も本当に困っている場面です。

当然ながら納品先では首を長くして待っている荷物で、発送元でも一刻も早く出荷したい荷物です。

この緊急チャーター業務の場合には、集荷する時も、お届けする時も、お客様に心底喜んでいただけます。

緊迫した雰囲気の中でも、感謝されてしまいます。

これこそが運送屋を始めた「そもそもの動機」に一番合致するビジネスでした。

しかも、子供の頃から遠くに行くことが好きでした。

車の運転が大好きでした。

そもそもの動機と適性

人に喜んで頂いて笑顔を見て、私も笑顔で働いて、やる内容も大好きな運転と言う仕事はこれだと感じました。

楽しく働く

楽しく仕事してます。こんなセリフは不謹慎だと思われるかもしれません。

しかし、逆に大事なポイントだと考えております。

イヤイヤながら働く人はトラブルやミスが多い。そう思います。

楽しく働く人は、結果もスムーズな事が多い気がします。

それは、私も沢山の人たちを傭車して来た経験からデーター的に感じています。

チャーター便とは、本当に困った場面で最終手段として呼ばれるものです。

そんな最終的な場面でトラブルやミスがあっては困りますから。

チャーター専門の当社に任せて見るのはいかがでしょうか?

楽しく働くようになって、娘たちともこんなに仲良しです。

娘たちと松島観光

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