緊急便だから輸送品質が大切
当社の使命は、お客様の大切なお荷物を重要なタイミングで安全確実に配送する事。
チャーター便のお客様は、他の運送会社による配送トラブルや製造遅れによる急ぎの出荷など大事な局面でご連絡を頂くケースが多いです。
つまりミスが許されない大事な配送シーンでの最後の砦、リレーのアンカーが当社になるご依頼が多いです。
安心して当社にお任せ頂ける輸送品質を維持するには、ドライバーのモチベーションが維持出来る適正運賃で無ければ手抜きやミスの温床になります。
運賃が低過ぎればチャーター車両のメンテナンスも十分出来なくなります。
軽貨物業者の中には激安業者もいると思いますが、当社は激安競争に参加することは、輸送品質の確保に無理があると考えてます。適正運賃の範囲で努力しております。
モチベーションの違い
車両メンテナンスの違い
具体例:適正運賃で車両品質の確保
- 大雨の長距離チャーターでは、路面に水が溜まっている高速道路も走行しますが安全にはタイヤの山が半分以上残っていること。
- スリップサインが出てから買い換えるようではダメです。
- 更に信頼できる銘柄のタイヤを選ぶ事で首都高速の繋ぎ目でもスリップしにくい、スリップしても突然コントロールを失うような滑り方をしないです。
- スパークプラグ、タイミングベルト(最近の車種はタイミングチェーンに切り替わりつつある)、補機ベルト、エンジンオイルなど距離で消耗する部品は、余裕のある交換がチャーター業者に必須ですが、そのためのコストにも適正運賃が大事です。
- チャーター業者は突然前触れなく、仙台から九州のようなロング走行になる場合もあり、各種パーツの交換時期は常に余力を残して行います。
- 例えば、寿命まで残り300km残っていれば、通常のファミリーカーは安泰ですが、チャーター業者だと、仙台から東京に走れば片道でアウトになります。
- 最低でも500kmは余裕のある状態で交換、出来れば1,000キロ程度の余力で交換がベストです。
薄利多売の激安業者のデメリット
- 車両整備にお金をかけられなくなる → 輸送中の故障で荷物が届かなくなる。
- 利益を出す為に、勝手に別な配送と混載する人が出る。
- すると立ち寄り箇所が勝手に増やされるので、完了時間が予想外に遅くなる。
- 安い運賃で利益を出す為に低燃費を追求する為に急ぎの配送なのにノロノロ運転。
- 100km規制の高速を70km程度で走る人が出る。
- 使うべき高速道路を勝手に下道で走る人が出る。
- 薄利多売だから休み無く走り過労になる → 事故リスクが高まる
- 仕事の前後に余裕なく仕事を詰め込む → 今の仕事に集中せず先の焦りから納品ミスが出る。
- 例えば機械だけ下ろして検査成績書の封筒を渡し忘れて戻る。
- 意識の低い人が多い → 荷物に対する気遣いが減る。
- 渋滞を回避するモチベーションが無い → 努力で避けられる渋滞で遅くなる。
なぜ、分かるのか?

どうして、激安業者さんの苦労を知っているのですか?

私自身、新人ドライバー時代には薄利多売グループに参加した時期があったからです。
当時の自分自身のモチベーション激下がりの記憶、周囲の先輩方のやっていた行為(荷主に相談無しの勝手な混載や下道走行)から、輸送品質を維持するには、適正価格、チャーター業者として下げてはならない金額限度があると確信しました。
新人時代に激安グループ参加経験があったから、今の安全確実な輸送を目指す方向性を確立できましたので、今は当時の経験に感謝しております。
補足します
激安業者が悪いと言う感じに書いてますが、実はどうではありません。
緊急チャーター便として、ももちゃん便が目指す方向には合わないだけなのです。
激安運賃にも一定の需要があり、輸送品質が落ちて良いから安さが正義と言うお客様もいます。
話を輸送品質に戻しますが、普段の毎日の配送には激安運送屋さんをご利用中の企業様でも、いざ緊急で運びたい場面にだけたまには当社を呼んでいただく、そんな使い分けもありかと思います。