超音波診断装置の輸送イメージ

現在は正式な車検手続きを経て構造変更(国土交通省の認める業務用改造)したN-Boxワゴンスロープ車両を使っております。
このN-Boxは、床が低いので、外観から想像されるイメージよりも、かなり高さのある装置まで運べます。
実際、ここ数年でN-Boxに入らなかった超音波診断装置は有りませんでしたし、ハイエースクラスの標準ルーフでは高さが入らなかった超音波も入って驚かれた事もあります。
N-Boxは悪天候も安心
当社従来の幌付きコンテナのパワーゲート時代には、もちろん、幌の二重化やプラダンによる屋根の補強など、漏水、ピンホール対策として出来る限りの努力はしました。
それでも防ぎ切れなかった部分は、猛烈な湿度の中で走行すると、コンテナと幌の隙間から流入する高湿度な外気によってコンテナ内で結露が出てしまう事でした。
粉塵の多い日(例えば黄砂の日)に走行する場合も隙間からコンテナ内に粉塵流入することがありました。
私の気にしすぎかも知れませんが、N-Boxに切り替えてから天候による輸送中の不安材料は消えて、私は安全運転に精神集中できるようになり喜んでいます。
スロープによる昇降
特殊な低床構造のN-Boxスロープ仕様がベース車として、当社ではリアシートの撤去から更なる低床化を実施。
三段伸縮式のホンダ純正の信頼性の高い丈夫なアルミスロープが繰り出されます。
低床な車体最下部から出るスロープは意外と緩やかな勾配で昇降可能です。
超音波診断装置や骨密度などキャスター付き医療機械の昇降も安全に行うことが出来ます。

ハイエース並みに高さが取れる
真冬の寒冷地輸送でも安心
N-Boxの装備するスロープは、走行中は小さく折り畳まれて暖房の効いた車内に格納されます。
冬の北海道やむつ市などを吹雪の走行でも昇降装置が凍結する恐れはありません。

スロープ車で対応可能な装置サイズ
超音波装置ボディーの形状とN-Box荷台の形状で凸凹の相互的な位置関係で多少変わります。
下のN-Box荷台寸法は目安となりますが現在の大半の超音波装置は輸送可能だと思います。

N-Boxスロープ仕様(構造変更)で運ぶことが可能な超音波装置サイズは、写真に記したサイズ範囲内、簡単に言えば両輪の走行幅が60cm程度まで、高さ125cm程度までとなります。