今日2022/01/25の追記です。
相変わらずの人気記事トップが、こちらのN-Boxにスペアタイヤ装備した記事ですね。

2019年に投稿してからずっと人気トップのままになってます。
この感じだと、よほど素晴らしいパンク修理キットが出ない限り、または性能や乗り心地など合格点なノーパンクタイヤが出るまでは、こちらの記事はずっと私のブログの1位のままかも知れませんね。
でも、この記事を見たN-Boxユーザーの大半が絶望してしまうと思うので、本田技研さんもN-Boxなどにスペアタイヤが装備されるように何か工夫が出来たらと今後の新型N-Boxに期待します。
贅沢ついでに言わせて頂ければ東北人としてはスペアタイヤはツルツルのテンパータイヤではなく冬でも使えるスタッドレス的な能力のあるテンパータイヤが必須だと思います。何故ならば1年の中の6ヶ月間は仙台市の私でも冬用タイヤなのでスペアタイヤは万一の安全のためだから年間通じて使える必要があるのに、夏タイヤだと半年間しか使える期間がありませんから。

N-Boxは素晴らしい軽自動車

優れた安全性

ホンダセンシングの安全性、LEDヘッドライトの夜間視認性、鋭い配光による濃霧での視認性、オートライトやオートハイビームによる運転そのものへの集中できる事、優れたオートエアコン、紫外線も赤外線もカットするガラスに囲われた室内の快適性。

これらにより運転疲労は軽減され、楽しいドライブが出来るN-Boxは遠乗りにも強い相棒です。

N-Boxの唯一の欠点がスペアタイヤはオプションでも存在せず

軽自動車としては最高レベルの安全装備と快適装備、そしてホンダのターボエンジン搭載で最強と言えるN-Boxカスタムターボですが欠点もあるのがスペアタイヤ無し。

ライバル車であるスズキのソリオにはオプションですがトランク下に格納するスペアタイヤがあるそうです。

今の時代の流れとしてスペアタイヤが無いってのも致し方ない事ですが、N-Boxにはスペアタイヤが装備出来ないのは残念です。

今の時代は、パンクしても自分1人でスペアタイヤに交換できない人が多くなり、テンパータイヤがあっても無駄装備でしか無いらしい。

大半のユーザーには無駄なスペアタイヤのコストやそのスペース確保で居住性を不利にしないのがメーカーとして正解なのかも?

競争激しい燃費からもテンパータイヤ一つでも減らすのは有利ですし。

どうせ使われないであろうテンパータイヤなら、むしろパンク修理キットで妥協するのもメーカー方針として致し方ないのでしょう。

しかし、パンクした箇所によってはパンク修理キットでは走行不能になるケースも多々あるので、山中や人が来ない、電波も来ない場所だったら安全確保の最後の砦がスペアタイヤになるので、大半のユーザーには無意味であってもオプション設定が欲しいなあと思います。

私はパンク修理キットが不安

自力でタイヤ交換を出来ない人が多い時代、テンパータイヤの代わりにパンク修理キット中心になった時代背景は理解しますが、残念ながら、このパンク修理キットはひ弱で存在価値が薄いと思います。

もっと実用的なパンク修理キットが開発されるまでは、スペアタイヤ装備が安全確保にベストだと思うんです。

タイヤ交換が出来ない人が多いからスペアタイヤがあっても無駄と言わず、そもそも運転免許があってタイヤ交換すら出来ない事自体が問題であって、そちらを何らかのタイミングと方法で教育する方が安全面で良いはずです。
最近では車載工具も使わない前提で使い物にならん物を装備してますが、普通に使えるジャッキ等なら自力でタイヤ交換できる人も増えるかも知れないし。

話がそれたけど、例えば、パンクの原因がサイドを切ってしまった場合、パンク修理材は無力だからタイヤ自体交換しか解決策がない。
最近の車だと付け替えるスペアタイヤが無いから山中で圏外だったら命すら危ないかも。

タイヤのサイドを切ることは稀だと言っても、トレッド面によるパンクでもパンク修理キットが有効なケースは少ないとJAF隊員さんに聞きました。

逆にパンク修理キットが有効なケースは?

と聞くと、それは空気が少量ずつ抜けて翌朝になってタイヤがまあまあ凹んでいる程度の微弱なエア漏れ程度のパンクだけだって。

私が聞いた時のJAF隊員さんは、その程度の軽度のパンクでしか使えた例を聞いたことがないと。

N-Boxを仕事に使うと乗車定員が2名になる代わりにスペアタイヤが置ける

私は元は5ナンバーのN-Boxを構造変更して、バンである4ナンバーにするので、乗車定員は4名ではなく2名で、まるで軽トラックです。

通常、元から貨物4ナンバーバンの軽自動車(Nバン、ハイゼットカーゴ、エブリーバンなど元々が4ナンバー軽貨物)を買った場合は、それを営業用の黒ナンバーにしても後部座席は残せますので4人乗車可能な便利な営業車です。

しかし、N-Boxは元が乗用車から貨物4ナンバーに変更する為には、なんと勿体無い事にリアシート撤去が義務となります。

N-Boxのフラットに倒せるリアシートの場合は荷台として使えて問題ないですし、小さなに持つなら場合によってはリアシートを荷物のセパレーターとして立てて使えるので本当は残した方が最適です。

そこは定員2名の車検証となっても、リアシートを人を乗せる目的には使わないとしても、椅子自体は残せた方は本当は便利ですし、椅子を外したら床に窪みが残るので、荷物を積むために、わざわざ資材を窪んだ床に敷き詰めてフラットに加工する手間が出ます。

その点でもリアシートが残った方がベターですが、絶対に人を乗せないとしても、椅子が装備されていると車検はおろか、ディーラーさんに整備で持ち込むことも出来ません。

しかし、リアシートの完全撤去で出来た床のくぼみの一部分を活用してスペアタイヤを!

スペアタイヤ常備に成功

N-Boxスロープ仕様はチャーター業務に使うのでスペアタイヤの常備を検討しました。

幸い、リアシートが存在し無いので、その空いた床の窪みのどこかに入れられないか?

しかし、N-Boxスロープ仕様の床の隙間はリアシートを撤去しても燃料タンクなどによる微妙な凹凸が邪魔でタイヤを格納する場所がないように見えました。

特に冬季にもスペアとして活用可能なスタッドレスタイヤがスペアタイヤとして最適ですが、スタッドレスタイヤは、同じサイズ規格でも実際は夏タイヤよりも幅も直径も大きくなる傾向なので、ますます絶望的です。

一瞬、目の前が真っ暗になったのですが、N-Box標準タイヤサイズ(スロープ仕様はターボでも14インチ)の中でも出来るだけ幅はスリムになる鉄ホイールを息子が探してくれました。
タイヤ幅(厚み)を最低限に抑えることが出来ました。

次にスタッドレスの直径が大きいという大問題ですが、冬タイヤとしてスリップサインが出てない程度(6部山程度)まで摩耗したタイヤを息子が探してくれて、床下格納の時にはエアを大幅に抜いて床の窪み形状にフィットさせる事が出来ました。

実際にスペアタイヤが必要になる不運が生じた場合は、空気を入れて使う必要があるので、最初からN-Boxパンク修理キット付属の小さく非力な電動ポンプではダメでした。
ある程度の馬力と持続時間(最初から車載されているポンプは小型なので発熱問題か?短時間しか駆動できない)が有利な社外品の電動ポンプを別途購入してタイヤと共に常備しました。

もちろん実際パンクした場合は、最低限の性能のスペアタイヤを使う事なく、JAFでお店まで移動して頂いて新品タイヤ4本買う事がベストです。

しかし、どうしてもJAFが来れない場面や夜間でタイヤ購入が不可能な場合には最後のお守りになります。

N-Boxカスタムターボにスペアタイヤを入れた
この下にスペアタイヤがあります

ただし、赤帽仲間からの情報ですが、人によっては他の車種用のテンパータイヤを何とか床下に収納成功している猛者もN-Box以外の軽自動車ではネット情報もあるようです。
N-Boxの場合はスロープ仕様はトランクの床下は存在しないので無理ですが、標準仕様のN-Boxでテンパータイヤを入れる方法が取れるのか?私は試してないのでわからないです。

良くある質問

2022/10月末から5ナンバーの軽乗用車のまま、4ナンバー貨物に構造変更(リアシートとシートベルトの撤去)をする必要がなくなりました。
しかしながら当社業務の場合には、積載する装置の高さの関係からリアシートを撤去した低床状態が必要なので、どっちにせよリアシートは撤去します。

Q:リアシートのある普通のN-Boxでスペアタイヤは積めますか?

A:もし積むなら、リアシートの上とか、トランクルームが埋まる事になります。乗用車として事実上は使用不能になると思います。
ただし、通勤専用とか自分一人しか乗らないN-Boxなら良いのかもしれませんが、それでも見た目というかN-Boxの使い心地も非常に悪いと思いますので、やっぱり現行N-Boxは普通に考えるとスペアタイヤは常備できないんでしょうね。(2022/05/12現在)

Q:構造変更は簡単ですか?

A:すみませんが私は自動車整備の素人です。
この手の質問に私が回答できるのは、後部座席の撤去は必須ですって事くらいの知識しかありません。
ご自身の購入する車屋さんでご相談ください。
ただし車屋さんの中には構造変更に対しての知識が無いために、誤解して違法改造のように思われる場合も多々あります。私のホンダさんマイディーラーはその点で正しい知識をお持ちだったのでスムーズでした。

Q:N-Boxを営業用貨物にして使えば金銭的に得するのですか?

A:この誤解が多くて何度も聞かれているのですが、「はっきり言ってNO!」です。

私のN-Box(構造変更済み)は、乗用車のN-Box比較で大きな維持費がかかります。
1、車検が最初から2年になっちゃいます。
2、任意保険が5ナンバーなら私の等級で3万円程度で済むはずだったのに、営業用黒ナンバーにする事で20万円クラスになってしまった経験があります。
自動車税だけが貨物になれば少しだけ下がるけどお得感はゼロです。(軽は乗用車でも元々税金は安いから貨物になって更に下がっても微々たる話です)
3、営業貨物に構造変更されたN-Boxは、ホンダ延長保証制度に加入できなくなり痛い事です。
4、ロードサービスが充実しているカード付帯サービスは全部無効になります。黒ナンバーの私のN-BoxはJAFだけが加入できる唯一のロードサービスです
注:ここは5年ほど前?から私の加入する東京海上は任意保険が改正されて営業ナンバーもロードサービスの対象に含まれておりました。
5、遠方で故障した場合のホテル代、代車、帰りの交通手段などの補助が乗用車5ナンバーなら出ますが、営業貨物の黒ナンバーになると全部対象外です。

以上より税金が多少安くなるだけで、その他は圧倒的に不利になってます。

Q:リアシートを残す道はないか?

A:貨物4ナンバーにするとしたら、私が調べた限りではありませんでした。
リアシートも欲しい、四人乗車もしたい場合、それでも仕事にも使いたい場合は、Nバン、エブリイバンなど、最初から貨物用の車を買って営業ナンバーを取得するのが普通ですが、2022/10月末から5ナンバーの軽乗用車のまま黒いナンバーにできるようになりました。
つまり黒いナンバーにする際に、以前のように4ナンバー貨物に構造変更(リアシートとシートベルトの撤去)をする必要がなくなりました。
しかしながら当社業務の場合には、積載する装置の高さの関係からリアシートを撤去した低床状態が必要なので、どっちにせよリアシートは撤去するだろうと思います。