超音波診断装置の輸送イメージ図

軽トラパワーゲートを超える安心感
超音波装置にも対応するチャーター便

現在、当社は国土交通省の認可を受けた業務用改造を施したN-Boxワゴンスロープ車両を、正式な車検手続きを経て使用しております。

2022年10月末をもって、5ナンバーの軽乗用車を4ナンバーの貨物に構造変更(リアシートとシートベルトの撤去)する必要がなくなりました。しかしながら、当業務においては、積載する装置の高さの関係上、低床状態が必要となります。

装置の高さは130cm以内とします。

ももちゃん便の構造変更されたN-Boxは、床が非常に低いため、床と天井の高低差により、N-Boxの外観イメージよりも遥かに高さのある装置まで運搬可能です。そのため、初回にご覧になるお客様は皆様驚かれております。実際、ここ数年でN-Boxに入らなかった超音波診断装置はほとんど無く、ハイエース標準ルーフで高さが入らなかった超音波装置もN-Boxには入るのかと驚かれたお客様もいらっしゃいました。

N-Boxは悪天候時にも安心して輸送可能

N-Boxの利点は、豪雨時でも風雨の侵入リスクがなく、荷台までエアコンが届くため真夏の熱気や真冬の氷点下から超音波装置など精密機械が守られます。猛烈な湿度のゲリラ豪雨の最中でもエアコンが届くのである程度の湿度は抑えることができます。黄砂の舞っている日の精密機械輸送も機密性の良いN-Boxだと安心です。

スロープを用いた昇降

特殊な低床構造のN-Boxスロープ仕様をベース車とし、ももちゃん便では更なる低床化を実施しています。三段伸縮式のホンダ純正アルミスロープは、信頼性と耐久性に優れています。スロープは電気系統やワイヤーを使用していないため、故障リスクも原理的にありません。
更に低床なN-Boxの地面スレスレの高さから写真のようなスロープが繰り出されるため、想像以上に緩やかな勾配を実現していますので超音波診断装置や骨密度測定装置などのキャスター付き医療機器の昇降も安全に行えます。

パワーゲートを超える安心感
実車のスロープの雰囲気

ハイエースに匹敵する高さを実現しています。

N-Boxは軽自動車ですが、ももちゃん便の構造変更を施してあり、床から天井まで相対的な高低差から超音波装置の高さがあっても大丈夫です。
過去にもハイエース標準ルーフ、キャラバン標準ルーフで積載できない高さの超音波装置の積載も入れられた場合があります。

スロープは真冬の北海道でも安心

この写真は、ももちゃん便が従来使用していたパワーゲート付き軽トラックを、真冬の青森で走行していた際のものです。走行中にパワーゲート稼働部が氷に覆われた状態です。冬の雪国走行中は、このような状態になることは珍しくありません。

路面の状態からもお分かりいただけるように、この写真は、既に氷が溶けた後で撮影されたものです。
酷寒地域を走行している間は、さらに深刻な状態になります。ももちゃん便が現在使用しているN-Boxのスロープは、走行中はスロープが暖房の効いた車内に格納されます。そのため、冬の北海道やむつ市など、酷寒地域で吹雪の中を走行する場合でも、昇降装置が凍結する恐れはなくなりました。

ももちゃん便が運べる超音波装置(骨密度など)キャスター付き装置サイズ

運ぶ超音波装置形状とN-Box内部凹凸の相対的な位置関係により、積める高さには多少の差異が生じます。
そのため下記のN-Box荷台寸法はあくまで目安ですが、現在流通している液晶画面が倒せるタイプの超音波装置の大半は輸送可能です。

赤帽時代の軽パワーゲートを超える安心感
超音波装置がきちんと収まる

N-Box スロープ仕様(構造変更)での輸送が可能な超音波装置のサイズは、写真に記載の範囲内、すなわち両輪の走行幅が約60cm以内、装置の高さが約125cm以内となります。

ももちゃん便へのご依頼が初めての超音波装置の場合、装置の高さ、幅、奥行きをできる限り正確にご記載ください。なお、超音波装置のカタログ等で高さ表記に範囲(XX〜XX)が記載されている場合、液晶の昇降時の下がった時と上がった時の範囲と誤解されがちですが、そうではありません。
最低の高さはキーボード面の高さ、画面の高さが一番上の高さとなります。ももちゃん便では、画面(液晶を寝かせた状態)を含めた装置全体の高さが125cm以下である場合に対応可能です。

近年の超音波装置は、液晶画面を搭載したタイプが主流となり、ブラウン管時代と比較して低くなりました。「ももちゃん便」の構造変更済みのN-BOXで輸送できない超音波装置には、ほとんど遭遇したことがありません。しかしながら、万が一、現場で装置が積載できない事態が発生した場合には、大変な問題となります。そのため、高さの確認は重要なポイントとなります。