「簡易」と明記した理由について

ペット輸送専門業者と異なり、万全なサービスは提供できませんが、専門業者での手配が困難な場合、動物に親しみのあるももちゃん便が空き状況であれば、お客様のご要望にお応えできるよう努めてまいります。
ももちゃん便は、ペット輸送専門業者ではなく、緊急便や精密機械輸送を主軸とした事業を展開しております。創業当初はペット輸送にも注力しておりましたため、長年ペットと生活してきた経験もございます。
近年、ペットブームに伴いペット輸送の需要が増加しており、輸送業者の手配が困難な状況となっております。このような状況を受け、企業様、個人様のお役に立てればと、この度「簡易ペット輸送」を業務メニューに追加いたしました。なお、本サービスはあくまでもペット輸送でお困りの方への支援を目的としており、本格的なペット輸送業者とはサービス内容が異なりますことをご了承ください。
ペット輸送専門業者との相違点
ペット輸送専門業者との明確な違いがございます。専門業者は輸送中の怪我や容態急変、死亡に対して賠償責任を負う体制を整えていると思われますが、「ももちゃん便」は、これらの問題発生時に賠償責任を負いかねます。
ももちゃん便の貨物保険は、通常の貨物を対象としております。そのため、生き物に対する保険適用については、明確な規定がなく、万一の場合の対応は不透明です。保険業界において、グレーゾーンと判断されるケースでは、保険金の支払いが発生しない可能性を考慮する必要があります。よって、生き物に対する保険金の支払いは期待できないものとご理解ください。
したがって、万が一の事故発生時に責任の所在が不明確になることを避けるため、賠償責任を負わない立場を明確にすることが誠実であると判断いたしました。
ももちゃん便では、輸送中の餌の補給、給水、糞尿のお世話、散歩など、ケージの開閉を伴うサービスは行っておりません。これは、万一の逃走を防止し、輸送中の嘔吐や怪我を未然に防ぐためです。専門業者の方では、日常的に多種多様な動物を取り扱っているため、上記のような対応も可能かと思いますが、ももちゃん便では輸送のみを承っております。(動物が大好きですので、本心では様々なお世話をしたいと考えておりますが、安全にお届けすることに専念させていただきます。)
これは役に立つのか?
ももちゃん便輸送中の動物への配慮が不十分であることに加え、万一の事故による怪我や死亡に対する賠償責任を負えない場合、輸送業者としての利用価値に疑問を抱かれることは避けられません。そこで、ももちゃん便が考える簡易ペット輸送の利用価値について、以下に述べさせていただきます。
軽ワンボックス車(ワゴン車、バン)を中心とした配車体制により、安心感を提供いたします。
ペット業者の経験はございませんが、車両の仕様は問題ないかと存じます。
ももちゃん便の手配車両は全てワンボックス車のため、真夏でも真冬でもエアコンが届く快適な室温の中で、犬や猫が輸送されます。乗り心地の観点からは、サスペンションの性能は軽自動車の中ではワゴン(乗用車ベース)が最も優れており、次いでバンがペット輸送に適しています。
軽貨物業界において最も多く用いられている軽トラックは、荷台のバネが硬く、荷室は夏は高温、冬は低温になるため、ペット輸送には適していません。しかし、ももちゃん便では、ワゴン車やバンといったワンボックス車を使用しています。
動物を愛する者として、ペットの命の尊さを深く認識しております。
私と妻は、これまで多くの動物たちと生活を共にしてまいりました。動物をこよなく愛する者同士です。また、ペット輸送の配車にあたり、契約ドライバーの皆様も動物好きの方々ばかりです。「ももちゃん便」の簡易ペット輸送サービスにおきましては、万が一の事態が発生した場合、賠償責任を負いかねることを明記させていただいております。これは、ペットの尊い命の重さを深く理解しているからこそ、とご理解いただけますと幸いです。
愛する家族の一員であるペットを失うことは、誰にとっても耐え難い悲しみです。私自身も、愛猫を失うことが何よりも恐ろしいことです。仮に輸送中の事故による賠償が困難であったとしてもペットを大切に輸送したいという思いは、ペット輸送専門業者にも劣らない強い気持ちです。
1997年より輸送瑕疵実績はございません。
ももちゃん便の主な業務は、精密機械輸送や精密部品の緊急配送など、壊れやすい荷物の輸送です。日頃から高額な精密機器を輸送しているため、交通事故防止に徹した防衛運転に熟練しております。急ハンドルや急制動を未然に防止する運転技術(前後G、横Gを最小限に抑える技術)にも精通しております。精密機械を慎重に取り扱い、安全運転を心がけておりますので、大切なペットを連れていることを忘れて危険な運転をすることはございません。
一見すると私の運転は一般的なペースの運転に見えるかもしれませんが、実際にはコーナリング時のライン取りに工夫を凝らすことで、見た目以上にスムーズな運転を実現し、荷物(ペットも含む)への負担を軽減しています。
例えば、ケージは固定できても、ケージ内の犬や猫は固定されません。強いブレーキや乱暴なコーナリングは、ケージ内で転倒したり、肉球が滑ってストレスを感じたりする可能性があります。
精密機械輸送における運転スキルは、その精密性を要することから、ペット輸送にも応用可能であると考えます。
ももちゃん便ペット輸送の受け入れ条件
簡易ペット輸送サービスにつきましては、お客様のご理解とご協力のもと、一定の条件を満たしていただく必要がございます。
- ケージに入っているペットであること。
- 途中の水やりや餌の補給、トイレのお世話などは逃走防止の観点から対応不可とさせて頂きます。
- ももちゃん便はペット輸送専門業車ではございませんので、貨物保険も通常のお荷物だけを対象にしており、生き物、ペットに対しては万一の場合の保険対応が出来かねます。
- 輸送中の体調急変、急死、事故による怪我や死亡、逃走などの生き物に対しての賠償力はございません。
- 容態急変などの際に最寄りの動物病院へ行き先を変える事も基本的に致しません。
一刻も早く飼い主様にお届けする事にだけ専念させて頂きます。
上記のような条件ではご希望に添えない場合、より安心・安全なペット輸送をご希望の場合は、ももちゃん便ではなく、ペット輸送専門の業者をご利用いただくことをお勧めいたします。
上記の条件にご同意いただける場合、ももちゃん便での対応も可能です。
ももちゃん便ペット輸送に関するご要望にお応えするため、サービスメニューを再開いたしました。これまで、生体輸送の難しさから対応が難しい状況がございましたが、お客様のご要望にお応えできるよう尽力してまいります。
仙台空港から先のペット輸送にも対応
仙台空港に到着したペットを軽ワンボックス車にて、東北地方全域のお届け先まで輸送いたします。

空港引取りチャーターご依頼前のお願い
仙台空港での受取人を「ももちゃん便」と指定されておりますでしょうか。
万一、受取人が「ももちゃん便」以外で発送してしまったら?
お客様より仙台空港のANAおよびJAL貨物窓口へ、ももちゃん便への委任状をFAXにてご提出いただいた後、お受け取り可能かと思われます。ただし、航空貨物業界の事情により変更が生じる場合がございますので、その都度ご確認をお願いいたします。

くれぐれも受取人は「ももちゃん便」で記入よろしくお願いします。









